存在そのもの ~君へ~
奇跡を感じた時…
それを表す
言葉はなくて
ただ…
感じるままに
響く心の琴線の音
感謝の言葉なんだろう。
「ありがとう」
歳を重ねるにつれて…
眠れぬ夜や
泣きたくなる夜が
増えた気がして。。
気がつけば…
無いものや
足りない事を
数える様に
なっていた。
"奇跡"という言葉も
心の奥にしまいこんで…。
ケーキに灯す蝋燭が
嬉しかった幼い頃。
有るもので楽しみ
好奇心で溢れていた。
蝋燭の
数が増えていき
大人に憧れた少年時代。
思ったことを真っ直ぐに
夢中で何かを探していた。
"奇跡"という…
言葉を純粋に信じて
夢を馳せ
駆けていた時間たちが
かけがえのない
愛しいものだったと
気付くのは
歳をいくつも重ね
ふと…立ち止まった時。
人は
この世に2回生まれる。
1回目は
存在するために。
2回目は
生きるために。
この世に生まれ
今も生きている…
息をしていることすら
奇跡的なこと。
心の中の
想い合える人達…
元気かな
体調はいいかな…って。
幸せでいてね
応援してるよ…って。
いつもの日常が
いつもではない日常の今
生かされている奇跡に
「ありがとう」
僕という…
「存在そのものが奇跡」
Dear… 白木蓮の好きな君へ
~1,15~